遍照寺
住職のひとりごと

巨石が庭園を引きしめました 

2016年12月7日公開

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5トン・6トンの巨石が、やってきました。

写真は、客殿前の桔梗庭園の左右に座った巨石です。周囲を圧倒して、その存在感は並ではありません。

今思えば、この巨石は、遍照寺に座るべき運命にあったように思います。

この石は、4年前に近くの県道の防災工事の折に出た石で、「味取(みどり)の俵石」と呼ばれています。22万年前に流出した味取火山の玄武岩です。俵のような形に割れる事から俵石と呼ばれています。かって当地では、墓石にも利用されていました。

10数個の石を頂き裏庭に石庭を築きましたが、その折りに希望を致しましたが叶わずに他人の手に渡った2石です。

それ以来、この石も大きいが故に納まる場所が定まらずに今日に至り、懇意にさせて頂いている所有者よりのお申し出により遍照寺へやってきました。

鎮座して頂く場所を詮索致しましたが、正面に堂々と座って頂きました。50トンクレーンでやっとの思いで吊り上げる工事でした。

最初は、大きいかなと思っていましたが、数日で慣れてしまいシンボルとして丁度良いようになりました。

いずれ命名をして一役を背負って頂きます。

人も物も定めにより、その役目を果たしています。人に喜ばれる生き方をし、それが無上の喜びであることを確かめたい。